答えるぜよ

“いいかげん。寂しいぜよ。拙者の出番を増やしてくれぜよっ”
「はいはい。うるさいなー。わかったからそんなに顔を近づけるな゛ぁぁぁぁあ」
“ういぎぎぎぎ…う嬉しいぜ…よ。イタイイタイ。く、首がおかしな方向へ歪む…ぜよ”
「じゃあ、今日はｱﾝﾀの事を教えてもらおうか」
“お？…おおおおおおおお！！！なんでも聞いてくれぜよ”

■ｱﾝﾀの名前は？
“拙者ぜよ”
■年齢はいくつ？
“それは想像にお任せするぜよ”
■身長は？
“たしか１７０cm位ぜよ”
■…嘘ついてないか？
“ほ、ほほ本当ぜよ”
■飯を食っている時は、その気色悪い仮面を外すのか？
“…な、なんか質問に所々にトゲが混ざっていないぜよか？”
■気のせいだ。気にするな。つーか、どうなんだ？！！外すのか外さないのか？！ハッキリしろ
“ひぃぃ。は、ははず……さないぜよ”
■だったら、何も食べないつもりか？え？
“死んでしまうぜよ。拙者の付けている仮面は特別な作りになっていて、ボタンで口の所だけ仮面が一部開くようになっているぜよ。だからいちいち仮面を外さなくても大丈夫になってるぜよ。ご先祖様が気を利かせてくれた特別な仮面なんだぜよ”
■…何を馬鹿な事をほざいている。単にめんどくさがりのご先祖だったって事だろう
“う゛っ。ち、ちちちちち違うぜよ！断じてそんな事はないぜよ”
■そもそも、その仮面は一種類だけなのか？
“よくぞ聞いてくれたぜよ！！！ふふふふ。実は季節に応じて４種…あ”
■それじゃ、次の質問な
“！？ちょ、ちょっと待つぜよ！今からがいい所ぜよ。聞いてくれぜよ。てか、言わせてください”
■あん？めんどくさいなー。
“お願いしますぜよぉぉぉぉぉぉぉ”
■だから顔が近い゛ぃぃぃぃぃ
“うぎぎぎぎぎ、背骨が反るそる゛ぅぅぅっ！ぎ、ぎぶぎぶ”
■ふぃー。まったくっ
“ぜーはーぜーはー。。。４種類あるぜよ。でもそれは特別な日しか付けないので普段はこのオールシーズン用のを装着してるぜよ。あーでもどうしてもって言うのであれば装着しても…”
■話が長いな。それじゃ今日はこれでおしまい
“？！い、ぃ一方的過ぎるぜよぉぉぉぉ。これからが本番ぜよーー”