拙者でござる

“今日はサークルの締め切りや花粉症というヤツになっていて、少々サボり癖がつきかけているどうしようもない管理人を見るに見かねて、拙者がちまっと代理として語るぜよ”

“いや、しかし寒い冬があっという間に終わって毎日が暖かい陽気じゃな。　なのに管理人は「花粉症」と言うのにかかっていて春は嫌いとかぶちぶちいっていたぜよ”

“拙者は「花粉症」というのにかかったことがないからな…。しかし「花粉症」のおかげでチリ紙(ティッシュ)の箱を独り占めしていて拙者が使えぬでござる…。この時期になると管理人は「春は命の次にティッシュが大事になるんだ！」とか何といってチリ紙を独り占めしたがる…。やれやれ困ったお人だ…。拙者みたいに仮面を付けていればなんともなかろうて。　　うむ…今度こっそり寝ていることを見計らって仮面を付けて見るか…。あんな仮面やこんな仮面を付けて見るぜよ。拙者の由緒正しい我が一族の伝統な仮面を管理人に変だとか、怖いだとかいわれたから仕返しぜよ…拙者を怒らすとどんだけ怖いかをここら辺でしっかり示しておくぜよ！”

“管理人めぇおぼえて…”

「あん？？あんたさっきからぼそぼそと何隅で独り言いってんのよ？　しかもたった今管理人がどうとか言わなかった？」

“ぉおわぁぁぁあ!!!!!!!!!!!　ななななななななんでもないでござるぜよ!!!!　決して日頃の恨みを晴らそうなんて思っていないぜよ!!?”

「ふーん…拙者あんた、私がちょっと花粉症に苦しめられていることをいいことに、そんなこと計画していたんだ？　え？どうなのよ？」

“あ……。そそそそんなことは決してないでござるぜよ”

「……バレバレだっつうの。語尾がごちゃまぜになってるよ。まったく。」

「さぁ、それじゃどの仮面がいいのかな？ボクちゃん…。」

“ななななにするでござるか!!!?　離すぜよ！　　目が座ってるぜよ!?危険ぜよ!!!”　

「さぁ覚悟おしっ」

“ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ”